医療ドラマを見ていると、できる看護師、できない看護師がはっきり分かれています。もちろん一つの医療ドラマのテーマでできない看護師ができる看護師の指導を受けながらどんどん成長していくという内容は、多くの人が元気づけられるので共感が得られやすい内容です。また新人看護師、ベテラン看護師のやり取りも多いです。これも新人看護師が失敗を繰り返しながら、ベテラン看護師の指導を受けながら成長していく内容が多いです。どんな職場でも新人はベテランの指導を受けながら成長していくので、医療従事者でなくても理解しやすくわかりやすいドラマの一つとなっています。
しか、し現実では、新人の看護師で指導を何度も受けても全然成長できない人もいます。もともと理解力が悪く、なんでこの人が看護師になったのかと不思議に感じることも少なくありません。ベテランの看護師といっても、その指導力にカリスマ性がある人もいれば、単に注意をするだけの厳しい看護師もいます。そのため医療ドラマの中で描くことのできない看護師がたくさんいます。
医療ドラマを見ただけでは、看護師の世界は理解できないでしょう。「実際はこんなことあるわけないよね。」「こんな看護師がいたらすごいわ」と、看護師間で話題に上ることも少なくありません。また、「こんな看護師がいたらいいよね。」「こんな環境で働くことができたらいいよね」と憧れの的になることもあります。
医療ドラマの内容は現実とはかけ離れていることが多いですが、それでも看護師の憧れになることも少なくありません。